このたび、第17回日本臨床検査学教育学会学術大会を2023年8月23日(水)〜8月24(木)の2日間 奈良県天理市の天理大学杣之内キャンパスにおいて開催させていただきます。学術大会を奈良県で開催できますことは大変光栄に存じます。
会員の皆様にとって有意義な学術大会となるよう、準備をすすめてまいります。
テーマは「臨床検査学教育・今昔物語〜求められる次世代型臨床検査学教育」とさせていただきました。
2022年度新入生より適用される教育カリキュラムはさまざまな変更が加えられました。特に臨地実習における変更点は特筆すべきものだと思います。
今後、医療現場における臨床検査技師に求められることは時代とともに変わってゆくことでしょうし、果たすべき役割はますます重要になってきます。そのような時代の流れに対応できる臨床検査技師教育も重要なことと考えます。
新カリキュラムに対応した臨地実習前の技能修得到達度評価の取り組みや臨地実習指導者講習会などが始まりいよいよ動き出したところです。
多くの会員の先生方と共に「求められる次世代型臨床検査学教育」を議論し合える場となることを願っています。
本学術大会は2日間の日程ではありますが、基調講演「次世代を担う臨床検査技師(仮)」、教育シンポジウム「カリキュラム改訂後、今後求められる臨床検査技師教育および卒後教育・資格(仮)」、特別講演、教育講演「新カリキュラムのおける認知症教育・検査について(仮)」、ワークショップ「これからのスマート技師教育(仮)」、一般講演など盛りだくさんな企画を予定しています。
会員校の先生方にはシンポジストや座長をお願いしたく、ご協力とご支援の程、よろしくお願い申し上げます。 新型コロナウィルス感染症は今後もどのような状況になるかはわかりませんが、多くの学会がハイブリッド形式で開催されていることから、現地開催にあたっては適切な感染対策を講じることは勿論ですが、現地参加とweb参加を併用したハイブリッド開催を予定しています。
奈良県の8月はまだ暑い時期ではありますが、臨床検査技師教育について深く考える機会となることを期待しています。また東大寺や奈良公園、会場近くには、なら歴史芸術文化村など見所も多くあり、少し足をのばせば、京都、大阪、神戸も近い学会場になりますので会員の先生方には満足していただけることと思います。
2023年4月には天理医療大学は天理大学医療学部となり、このような年に本学術大会を担当する機会に恵まれたことを大変幸いに存じます。感染防止に最大の配慮を行って開催をさせていただきますので、どうかご理解の上、積極的なご参加と演題のご応募をお願い申し上げます。天理市でお目にかかれることお待ちしています。